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2018年の12月25日に、新潟市では「新潟市歯科口腔保健推進条例」が議員立法で制定されました。本条例は理念条例ですが、市民の皆様のために、簡単に言うと「住む土地や貧富の差、家庭環境に関係なく、一生涯ずっと必要なお口の健康に関する施策や歯科治療を受けるよう環境を整え、新潟市や歯科医療等関係者、保健医療等関係者その他の関係者が協力してお口の健康に関する取組を推進することを目指す」という条例です。

　新潟市歯科医師会は、行政とともに、市民の皆様のお口の健康を守り育てていく所存です。

　さて、歯科医療界には、近年新しいお口の病名が誕生いたしました。「口腔機能発達不全症」「口腔機能低下症」の2種類です。一つは小児に対する病名であり、もう一つは中年期以降に対する病名です。これは、食べたり、おしゃべりしたり、人とコミュニケーションをとったりするためのお口の健康を育て、守るためにできてきた病名です。まだまだ浸透されていない病名ですが、歯科医師会会員は病名を広め、よい人生を過ごしていただくために、お口の健康を守り・育て、健康寿命の延伸に繋がるように頑張っております。