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歯磨き後の「ゆすぎ」どうしていますか?

2022年7月25日

みなさんお口の健康のために、日々の歯磨きを頑張っていることと思います。また、効果を上げるために、どんな歯ブラシや歯磨き粉を使ったらいいかと工夫されていることと思います。忙しい毎日の中、せっかく歯磨きのために時間を割いているのですから、その効果が大きく発揮されてほしいですよね。

歯磨き粉の中に含まれているフッ素の効果を高める方法なのですが、数年前にも一部テレビでも取り上げられていました「イエテボリ法」というものを今回ご紹介したいと思います。

簡単に説明すると、歯磨きした後はゆすがない(もしくは少量の水で1回だけゆすぐ)という方法です。

現在、皆様が手にする歯磨き粉の9割以上の製品にフッ素が含まれています。商品の原材料名に「フッ化ナトリウム」または「モノフルオロリン酸ナトリウム」と記載されていればフッ素が配合されていますので確認してみてください。

 

そのやり方ですが、

①フッ素配合歯磨き粉を2㎝ほどつける

②お口の中、全体に広げるように2分間ブラッシングする

③ゆすがずに歯磨き粉を吐き出す(もしくはごく少量の水〔10~15ml程〕で1回だけゆすぐ)

④歯磨き後、2時間は飲食しない(最低でも30分)

以上です。

 

通常の歯磨き法との違いは、うがいを減らす(もしくはしない)ことと、2時間飲食を控えることでしょうか。夕食後、就寝前の歯磨きに取り入れやすいと思います。

適した歯磨き粉は、フッ素が配合されていて、あまり泡立たない低発泡のもの、味が濃くないものになります。よく泡立つものや味が濃いものだとそのままだとすっきりしなくて何回もゆすいでしまう為です。注意点としては、イエテボリ法の対象は12歳以上ということです。

今までの歯磨き法に少し手を加えるだけで簡単に実践できる方法です。せっかく毎日頑張っている歯磨きですから、少しでもフッ素の効果を高めたいという方は試してみてはいかがでしょうか。

 

新潟市歯科医師会 広報情報部 吉田孝史

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