みなさんは「機能低下症(オーラルフレイル)」という言葉を聞いたことがありますか? 年齢を重ねると体の筋力が少しずつ衰えるように、お口の機能もまた徐々に低下していきます。 「最近よくむせる」「以前より硬いものが食べにくくなった」といった小さな変化は、もしかすると機能低下症のサインかもしれません。
お口の機能低下症とは?
お口の機能低下症とは、噛む力や飲み込む力、発音する力など、お口の基本的な機能が少しずつ衰えていく状態を指します。 初期段階では小さな変化にとどまりますが、放置すると栄養不足や誤嚥性肺炎、さらには全身のフレイル(虚弱)や介護のリスクにつながることが分かっています。
よくあるサイン
次のような変化に心当たりはありませんか?
これらは日常生活で気づきやすいサインですが、見逃してしまう方も多いのが実情です。
予防・改善のためにできること
お口の機能低下は「気づいた時から対策する」ことが大切です。次のポイントを意識してみましょう。
まとめ
お口の機能は全身の健康に直結しています。 「年齢のせいだから仕方ない」と思ってしまうと、機能低下はどんどん進行してしまいます。 ちょっとした変化に早めに気づき、適切にケアを行うことで、お口も体も健康に保つことができます。
機能低下症は誰にでも起こり得るものですが、早期に対策することで進行を防ぐことが可能です。 気になることがあれば、お近くの歯科医院や専門機関にご相談ください。
学術医療管理部 井上朝日