いい歯ブログ

皆さんは一日の中でいつ歯磨きをしますか？
歯磨きは「食後」にする、という場合が多いと思います。
もちろんそれは正しいことです。今後も続けてください。

食後の歯磨きにプラスして
「朝起きてすぐの歯磨き」してみませんか。
うがいだけでもいいので試してみてほしいのです。

お口の環境からすると、細菌がいちばん増殖するのは寝ている間です。
睡眠時は唾液の量が減り自浄作用が低下するので、より細菌が増殖しやすくなります。
朝起きてすぐの口の中は、ネバネバした感じや歯の表面がザラザラしていると感じたことはありませんか？
それは細菌が増殖し、口の中の環境が悪くなっている証拠です。その細菌どもをそのままにせず、起きてすぐにそいつらをキレイにしませんか？

朝起きてすぐ歯を磨いて、食後にも歯磨きすることになりますので、朝だけで２回磨くことになりますが、それがベストです。
起きてすぐ磨くのは時間もないし大変だという場合は、「うがい」だけでもやってみてください。
この時のうがいは、できれば「お湯」がいいです。
ぬるま湯より少し温度を高くして（もちろんうがいができる温度ですが）、高めの温度のほうが、ネバネバがよく取れます。
うがいは
口の中の「ブクブク」
喉の「ガラガラ」
両方ともしてください。
うがいの後、歯みがき粉は付けなくともいいので、シャカシャカっと歯ブラシで磨き、もう一度よくうがいをしましょう。
お湯でうがいをして、ぬめりを取ってから磨く。
先にうがいをするところがポイントです。
これで、だいぶ細菌が減ったお口で朝食をいただけます。きっと、味も違いますよ。

それでは
皆さまが「健口」でありますように

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新潟市歯科医師会　地域保健部　原　健人