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寒暖の差による歯の痛み

2024年11月25日

こんにちは!寒い季節になってきましたね。

少し前までは寒かったり暑かったりで体調を崩してしまった方も多いのではないでしょうか。実はこの寒暖の差が原因の歯の痛みがあるのはご存知でしょうか?

 

寒い時期に歯が痛くなる場合、歯茎の血行不良が原因の可能性もあります。 歯を支えている歯茎は身体の末端にあり、無数の毛細血管があります。 そのため、冷えによって歯茎の血行不良が起こると、歯茎の免疫力が低下します。 また健康時は免疫機能が働き、歯周病菌を抑え込むことができますが、免疫力が下がると歯周病菌が悪さをして痛みがでます。

また、温度変化による歯の収縮と膨張があります。 歯の材質は温度変化に敏感で、寒い空気にさらされると収縮し、温かいものを摂取すると膨張します。 この収縮と膨張の繰り返しは、歯の微細なひび割れを引き起こし、痛みを感じる原因となります。

 

天候不順による原因もあります。 台風などによって短時間に外の気圧が下がると、急激な変化に対応できずに圧がかかり、一時的に歯痛が生じることがあります。 これを「気圧性歯痛」といい、飛行機でも同様に生じるため「航空性歯痛」とも呼ばれます。 むし歯があったり治療途中の歯がある場合には、歯痛が起こりやすいです。

季節の変わり目に際しても同様に、短期間に気圧が下がると、「歯髄腔」と呼ばれる歯の神経が入るところや「上顎洞」と呼ばれる鼻腔の一部などの体内にある空洞は急激な気圧の変化に対応できず、一時的に歯の痛みが生じることがあります。

 

この様な歯の痛みに悩まされないように、定期的に歯科医院を受診してお口の健康を保ち、

なんでも美味しく食事が出来るようにしましょうね!

 

新潟市歯科医師会 広報情報部 麻生隆大

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