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歯肉炎予防に大事な3つのこと

2026年3月25日

皆さんは「歯肉炎」をご存知でしょうか。

歯肉炎は歯があれば誰でもかかる恐れがあり、自覚症状も初期では少ないことも多いのですが、長く放置されると、歯に様々なトラブルを起こす歯周炎に進む怖い病気です。

学校歯科健診で児童、生徒の皆さんのお口を見ると、歯肉炎の割合は高く、クリニックの診察でも若い人から高齢者まで幅広く見られます。

今回は歯肉炎の特徴と予防についてお話ししたいと思います。

 

歯肉炎とは歯ぐき(歯肉)が炎症を起こすことで赤く腫れたり、歯磨きをすると出血がみられる状態を指します。

歯肉炎を起こす主な原因は、食後の磨き残しに口内の細菌が混ざり合った歯垢(プラーク)と呼ばれるものです。

歯垢が歯に長時間とどまれば虫歯を引き起こし、歯肉に接する時間が長ければ歯肉炎を起こします。

歯肉炎になっても、お伝えする対処法で多くの場合正常な歯肉に回復します。

ただ、歯肉炎を治さず歯周炎に進んでしまうと、多くのトラブルを起こしますので、歯肉炎を自覚したら早めに対処しましょう。

 

歯肉炎を予防するのに大事なことが3つあるのでお伝えします。

まず、歯垢が歯肉炎の原因ですので、食後に歯磨きを欠かさないことです。

歯肉炎予防の歯磨きで大事なことは、歯肉に近い歯垢を落とすことなので、歯ブラシの毛先が歯肉に対して斜めに当たるようにしてください。

もちろん、歯肉に近いところ以外の歯を磨くことは虫歯予防になりますのでしっかりと磨いてください。

2番目に大事なことは、丁寧に磨いても歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢を落とせませんので、デンタルフロスを使う必要があります。

ブラッシング指導の現場でデンタルフロスの使用頻度を患者さんに尋ねると、時々使っている、または以前使っていたが現在は使っていないと聞くことがあります。

デンタルフロスは少なくとも1日に1回は通す必要があります。

歯垢を口内から少なくするためには食後にデンタルフロスの使用を毎回行ってもよいくらいです。

歯肉炎予防に大事な3番目は、かかりつけの歯科医院を定期的に受診することです。

お口の中の状態は自分では分かりにくいことがあります。

歯肉炎を起こしている箇所、磨き残しの多い箇所、歯ブラシの当て方、動かし方、フロスの使い方などを専門家から聞くことは、今後の歯の手入れに大いに役立つことでしょう。

また、歯ブラシでは落ちない固い歯石を落としてもらうことも歯肉炎の回復に繋がります。

 

今回は歯肉炎の特徴と対処法3点をお伝えしました。

お口の中を清潔に保ち、歯肉炎、虫歯の予防に努めてお過ごしください。

 

新潟市歯科医師会 総務部

加藤雅也

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