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第101回 新潟市医師会在宅医療講座

2016年5月1日

講演
自己犠牲を払う介護者たち
~「自虐的世話役」という概念から~
新潟医療生活協同組合木戸病院
リハビリテーション部長
回復期リハ病棟責任医
本間 毅 先生

高齢者や有病者が介護する側にまわることが珍しくない現代では、かつては立派で模範的な生き方と考えられてきた自己犠牲は、周囲を巻き込む重大な問題を引き起こすこともあります。

家族の介護中に骨折して手術後、再骨折リスクを減らす薬物療法や環境整備などの取り組みを行なったが家族の介護という生き甲斐を奪う結果になった例。両親の介護により心身の破綻を来たし始めていたため、父親のショートステイと母親の短期入院でレスパイトケアを行なったが状況は好転しなかった例。配偶者と子を同じ疾病で看取るまで長期間不休で介護と仕事を続けたが、自身が脊椎骨折の患者になったときには治療を望まなかった例。本間先生によれば「自虐的世話役」という概念は、これら三例の行動様式と問題点を理解するうえで有用だったとのことでした。

そこで今回は本間先生が行なわれた退院支援を提示していただき、対人援助難渋例に対する理解と対応についての考察を加えていただきます。

日時、会場等
平成28年5月11日(水) 19:15~
新潟ユニゾンプラザ4階「大研修室」(新潟市中央区上所2-2-2)

日本医師会生涯教育講座認定1.0単位
カリキュラム内容:13「医療と介護および福祉の連携」
参加をご希望される方は、下記「参加申込書」に必要事項をご記入の上、ファックスにてお送りください。
訪問歯科健診の目的
まずは要介護者のお口の問題を早期に見つけることです。
その後の治療や口腔ケアで、要介護者のQOL(生活の質)の向上と介議者の負担軽減を目的とします。
例えば、適切な義歯の使用により要介護者が食べること、話すことが少しでも楽しくなるように。
口腔ケアによりお口の中の細菌を減らし、誤嚥性肺炎のリスク軽減を図るなど、お口の機能と健康を維持・増進することにより、心身の活性化とQOL(生活の質)の向上を目指します。
お問い合わせ
新潟市在宅歯科医療連携室
〒950-0914 新潟市中央区紫竹山3丁目3番11号 新潟市総合保健医療センター4階 新潟市歯科医師会事務局内
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